しょかん » イソップ童話集。獅子と熊と狐

イソップ童話集。獅子と熊と狐 作者:イソップ。訳者:菊池寛   一匹の小山羊を、獅子と熊とが同時にみつけて、つかみかかりました。そしてどちらも、自分こそ小山羊をひとり占にしようとして、ものすごいあらそいがおこりました。 どちらも負けずおとらず強いので、お互にはげしくひっかいたり、かみ合ったりして、長い間たたかっていましたので、しまいには、どちらもヘトヘトにつかれ切って、土の上にたおれていました。 するとこのようすを、さっきから木のかげでうかがっていたいっぴきのきつねが、しのび足で近づいて、そばにおいてあった小山羊をひっつかむが早いか、いちもくさんに逃げ出してしまいました。獅子も熊もそれを見ながら起きあがることさえも出来ず、顔を見合せて云いました。 「仲よく半分ずつたべればよかったのに、こんなにお互に大けがをして、おまけに小山羊の肉の一片も口に入らないとは。」


SitemapTerms of useAbout usThe games
Games for Elementary, Middle and High School.
Flash, Java, Shockwave and Html5 Games.
©2006- chiquiplanet.com